Sovereign GaiXerとは?
AIサーバーを、"届いたその日から使える生成AIサーバー"に変えるAI-OSです
チャットアプリだけではなくて、議事録アプリやプレゼン資料作成のようなアプリが動くのは、AIサーバーであるPGX(筐体)の上にSovereign GaiXer(AI-OS)とGaiXerアプリストアが載っているから。同じPGXを買っても、AI-OSがなければ生成AIは業務では使えません。そのしくみを、誰もが毎日使っているスマホにたとえて解説します。
ひとことで言うと
スマホが「筐体+OS+アプリストア+アプリ」でできているように、Sovereign GaiXerは「PGX(筐体)+Sovereign GaiXer(AI-OS)+GaiXerアプリストア+業務アプリ」の4層構造です。AIサーバーであるPGXにはパソコン用のOS(Ubuntu)は入っていますが、AIを業務で使えるようにする"AIのためのOS"=AI-OSは入っていません。AI-OSとストアを載せたSovereign GaiXerだから、届いたその日から使える生成AIサーバーになり、ITの知識がなくても業務アプリを作れます。提供元のFIXERは、政府のセキュリティ評価制度ISMAP(ISMAP-LIU)に登録された実績を持つ企業です。
Sovereign GaiXerの中身 ─ スマホとまったく同じ4層構造
スマホは「筐体・OS・アプリストア・アプリ」の4層でできています。Sovereign GaiXerも、まったく同じ構造です。
スマホいつも使っているもの
Sovereign GaiXer会社に置く"生成AIのスマホ"
スマホの快適さが「筐体の性能 × OSとアプリ」の掛け算で決まるように、Sovereign GaiXerの価値も「PGXの圧倒的な性能 × AI-OS+アプリストア+アプリ」の掛け算です。PC1,000台分ともいわれるPGXの性能を、毎日の業務の道具に変えるのがAI-OSの役割です。
PGX(筐体)
Lenovoの小型AIワークステーション「ThinkStation PGX」。PC1,000台分ともいわれる性能でLLMをローカルで動かせる、最高クラスの筐体です。この性能を毎日の業務で引き出すために、AI-OSと組み合わせます。
Sovereign GaiXer(AI-OS)
AIを業務で安全に使えるようにする、"AIのためのOS"=AI-OS。スマホのOSがチップやメモリを制御するように、LLM(vLLM/Ollama)を制御し、ハルシネーションやプロンプトインジェクションから全体を守ります。スマホの電話やカメラのように、チャット機能を"標準アプリ"として搭載しており、導入初日から全社員が使えます。
GaiXerアプリストア
作った業務アプリを社内に配布し、選んで使うための"ストア"。スマホでアプリを入れるのと同じ感覚で、現場の社員が必要な業務アプリを手に入れられます。
業務アプリ
生成AIのメリットを付加すると、普通の業務アプリが業務特化の生成AIアプリになります。議事録やプレゼン資料作成など、標準装備のアプリを使うだけでなく、自社で開発して追加もできます。
「PGXだけ買えば、同じことができる?」
答えは「できません」。正確に言うと、PGXにはUbuntuというパソコン用のOSが入っているので、"動き"はします。しかし、AIを業務で使えるようにするAI-OSは入っていません。とくにITの専門チームを持たない会社にとって、次の実装と運用は極めて高いハードルです。
- 推論エンジン(vLLM/Ollama)の制御──LLMを動かすには、コマンド操作でのモデル配置・起動・更新、メモリ管理、複数ユーザーの同時アクセス制御、障害時の復旧が必要。専任のエンジニアなしに、この日常運用を回し続けることはできません。
- ハルシネーション制御──AIがもっともらしい誤りを答えてしまう現象への対策。"設定画面でオンにする"ような機能はどこにも売っておらず、抑える仕組みを自前で作り込む必要があります。
- プロンプトインジェクション対策──細工した指示文でAIを乗っ取り、情報漏えいを引き起こす攻撃への防御。攻撃手法は日々進化するため、一度作って終わりではなく追従し続ける専門知識が要ります。
- 業務利用に必要な周辺機能──ユーザー管理、利用ログ、アプリの作成・配布のしくみなど、"全社で使う"ための機能群もすべて自社開発になります(次のセクションで、その中身を具体的に見ていきます)。
| 項目 | PGX単体を購入 | Sovereign GaiXer |
|---|---|---|
| チャット機能(OSの標準アプリ) | 自社で開発が必要 | 標準搭載 |
| アプリの作成・配布(アプリストア) | 自社で開発が必要 | GaiXerアプリストア |
| vLLM/Ollamaの制御・運用 | 自社で構築・運用が必要 | AI-OS側で制御 |
| ハルシネーション制御 | 自社で実装が必要 | AI-OS側で制御 |
| プロンプトインジェクション対策 | 自社で実装が必要 | AI-OS側で制御 |
| ユーザー管理・利用状況の見える化・監査ログ | 自社で開発が必要 | 標準搭載 |
| ソフトウェア更新のしくみ(改ざん検証・巻き戻し) | 自社で構築が必要 | ワンクリック更新 |
| 議事録・プレゼン資料作成などの業務アプリ | 動作しない | ストアから利用可能 |
PGXだけを買うのは、電話もカメラもアプリストアも入っていないスマホを手に入れるようなものです。電源は入るし、画面も点く。でも、毎日の道具として使えるものが何も入っていません。高性能な筐体を"毎日使える道具"に変えているのは、OSとアプリストア。生成AIの世界でその役割を果たすのが、AI-OSであるSovereign GaiXerです。
AI-OSの仕事は、まだまだある ─ スマホのOSと同じ、"裏方"の機能たち
スマホのOSは、画面には見えないところでアップデート・セキュリティ・利用管理を回しています。Sovereign GaiXerも同じです。ここに挙げるのはその代表例で、どれも一つひとつが専任の開発チームを必要とする規模の機能。これらが最初からそろっているのが、AI-OSを"買う"ということです。
ユーザー管理とログイン制御
管理画面からアカウントを発行・停止でき、CSVでの一括登録にも対応。管理者と一般ユーザーの権限分離、ログイン失敗が続いたときの自動アカウントロックまで備えます。
利用状況の見える化と監査ログ
誰が・どの部署が・どれだけAIを使ったかをグラフとCSVで確認できます。管理操作やログインは監査ログとして記録され、情シスや監査部門の要求に最初から応えられます。
AI価値換算
社内で処理したAI利用量を、「もしクラウドAIで同じことをしたら幾らだったか」として円換算で表示。為替レートは毎日自動取得します。使い放題の価値が、経営層にひと目で伝わります。
社内文書の読み込み(学習セット)
PDF・Word・Excel・PowerPoint・画像・音声を読み込み、社内の資料にもとづいてAIが答えるようにできます。社内ファイルサーバーの自動巡回・差分取り込みにも対応。PDFの表は、表のまま読み取ります。
個人情報の自動ガード
メールアドレスや電話番号は処理前に自動で伏せ字にし、クレジットカードやマイナンバーらしき番号は処理そのものを停止。さらに機密区分のデータは、管理者の設定でも覆せない不可侵ルールとして外部クラウドへ送らない設計です。
音声文字起こしエンジン
会議音声の文字起こしを、インターネット接続なしで筐体内だけで実行できます。誰が話したかの話者分離にも対応。議事録アプリの裏では、このエンジンが動いています。
ソフトウェア更新のしくみ
管理画面からワンクリックで更新。配布物は電子署名で改ざん検証され、失敗したら自動で元のバージョンに巻き戻ります。インターネットにつながない閉域環境でも、USBメモリ1本で更新できます。
2台目からの自動クラスタ化
複数台構成では、同じネットワークに2台目を置くとお互いを自動で見つけてクラスタを構成。監視ダッシュボードも同梱され、どの台が元気かを管理画面で確認できます。初期セットアップも電源を入れるだけで進みます。
逆に、AI-OSとストアがそろっていれば ─ ITの知識がなくても、アプリが作れる
スマホのユーザーは、OSのしくみを知らなくてもアプリを使いこなしています。アプリ開発者も、OSを作らずにアプリだけを作ってストアに出しています。Sovereign GaiXerの上では、それと同じことが起こります。
ITの知識がなくても、業務アプリを作れる
LLMの制御もセキュリティもAI-OS側が担ってくれるので、プログラミングの知識がなくても、自社の業務に合わせた生成AIアプリを作成し、GaiXerアプリストアで社内に配布できます。「現場の人が、現場のアプリを作る」──Sovereign GaiXerには、そのための基盤がそろっています。
業務アプリのAI化も、ノーコード感覚で
業務ソフトメーカーがAI搭載版を作るとき、最大の壁はAI-OS部分の開発と保守でした。Sovereign GaiXerの上なら、スマホアプリをストアに出すのと同じ発想で、お客様のオンプレミス環境で動くAI搭載版を検討できます。
先行アプリは、すでに動いている
SOAPアシストや医療サマリ生成は、まさにこのストアにアプリを載せた先行例。医療という高い安全性が求められる分野で動いている基盤なら、他の業種・業務でも同じことができるはず──そう期待していただける実績です。
AI-OS(Sovereign GaiXer)とアプリストア(GaiXerアプリストア)が最初からそろった"会社の生成AIスマホ"に、あなたの業務やソフトウェアをアプリとして載せていくイメージです。「うちの業務も、うちのソフトも、AIアプリにできるかも?!」──そんなご相談を歓迎します。
提供元FIXERは、政府のセキュリティ評価制度「ISMAP」登録企業
「AI-OSを作れる」だけでなく「守り続けられる」ことの証明として、公的な登録実績があります。
ISMAP(ISMAP-LIU)に登録
FIXERの生成AIサービス「GaiXer」は、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAPの枠組みであるISMAP-LIUのサービスリストに登録されています(2026年7月)。行政機関等でも利用できる水準のセキュリティ管理体制が、第三者の評価を経て確認されています。
LGWAN-ASPサービスにも登録
地方公共団体が利用する行政専用ネットワークLGWANのASPサービスにも登録(2024年12月)。自治体・公共分野での安全な生成AI活用を支えてきた実績があります。
Sovereign GaiXer|よくある質問(FAQ)
Sovereign GaiXerとは何ですか?
AIサーバーを"届いたその日から使える生成AIサーバー"に変えるAI-OS(AIを業務で安全に使えるようにする基盤ソフトウェア)です。スマホが「筐体+OS+アプリストア+アプリ」でできているように、Sovereign GaiXerは「PGX(筐体)+Sovereign GaiXer(AI-OS)+GaiXerアプリストア+業務アプリ」の4層構造。データを外部クラウドに出さずに、チャットだけでなく議事録やプレゼン資料作成のような業務アプリを利用できます。
PGXを購入すれば、Sovereign GaiXerと同じことができますか?
できません。PGXにはUbuntuというパソコン用のOSが入っているため"動き"はしますが、AIを業務で使えるようにするAI-OSは入っていません。スマホにたとえると、電話もカメラもアプリストアも入っていない状態です。LLMを業務で使うには、vLLM/Ollamaといった推論エンジンの制御・運用、ハルシネーション制御、プロンプトインジェクション対策などの実装が必要で、ITの専門チームがない会社がこれらを自力で構築・運用するのは極めて困難です。Sovereign GaiXerはこれらをAI-OSとして標準搭載しています。
vLLM/Ollamaの制御とは何ですか?
vLLMやOllamaは、大規模言語モデル(LLM)を手元のマシンで動かすための推論エンジンです。業務利用には、コマンド操作によるモデルの配置・起動・更新、メモリ管理、複数ユーザーの同時アクセス制御、障害時の復旧といった継続的な制御・運用が必要で、専任のエンジニアなしに続けるのは困難です。
ハルシネーション制御とは何ですか?
ハルシネーションとは、AIが事実と異なる内容をもっともらしく生成してしまう現象です。業務利用では、この誤りを抑える仕組みを推論側に組み込む必要があります。既製の設定画面があるわけではなく、自前で作るには専門知識が必要です。Sovereign GaiXerはOSにあたる基盤側にこの制御を実装しています。
プロンプトインジェクション対策とは何ですか?
プロンプトインジェクションとは、細工した指示文でAIの動作を乗っ取り、意図しない出力や情報漏えいを引き起こす攻撃です。攻撃手法は日々進化するため、防御も更新し続ける必要があります。Sovereign GaiXerはこの対策を基盤側で担います。
チャットとアプリのほかに、AI-OSは何をしているのですか?
スマホのOSが裏でアップデートやセキュリティを担っているのと同じで、ユーザー管理とログイン制御、利用状況の見える化と監査ログ、AI価値換算(クラウドAI換算の円表示)、社内文書の読み込み(学習セット)、個人情報の自動マスキング、音声文字起こしエンジン、電子署名検証つきのソフトウェア更新(閉域環境はUSBメモリで可)、複数台の自動クラスタ化などを担っています。
ITの知識がなくても、業務アプリを作れますか?
はい。LLMの制御やセキュリティ対策といった難しい部分はSovereign GaiXer(AI-OS)側が担うため、プログラミングの知識がなくても、自社の業務に合わせた生成AIアプリを作成し、GaiXerアプリストアで社内に配布できます。
提供元の株式会社FIXERはどのような会社ですか?
FIXERはクラウド・生成AIを手がける日本企業で、生成AIサービス「GaiXer」は政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAPの枠組み(ISMAP-LIU)のサービスリストに登録されています。また地方公共団体向けのLGWAN-ASPサービスにも登録されています。
医療機関でも使えますか?
SOAPアシストや医療サマリ生成といった医療向け生成AIアプリが、GaiXerアプリストアから利用できます。オンプレミスで完結するため、診療情報を外部クラウドに送信せずに利用できます。生成結果は医療従事者の確認を前提とした下書き支援です。
業務ソフトメーカーですが、自社製品のAI化に使えますか?
はい、ご相談いただけます。スマホアプリの開発者がOSを作らなくてもアプリストアにアプリを出せるように、推論エンジンの制御やセキュリティ対策はSovereign GaiXer(AI-OS)が担うため、業務ソフトメーカーはノーコード感覚でアプリ部分の開発に集中し、顧客のオンプレミス環境で動くAI搭載版を検討できます。SOAPアシスト・医療サマリ生成はその先行例です。
まとめ:Sovereign GaiXerを一言で理解する3点
- Sovereign GaiXerは、スマホでいう「OS+アプリストア」にあたるAI-OS。構造はPGX(筐体)+Sovereign GaiXer(AI-OS)+GaiXerアプリストア+業務アプリの4層で、スマホとまったく同じです。
- PGXにはパソコン用OS(Ubuntu)は入っていても、AIを業務で使うためのAI-OSは入っていません。vLLM/Ollamaの制御・ハルシネーション制御・プロンプトインジェクション対策を、専門チームなしで実装・運用し続けることはできません。
- 逆に、AI-OSとストアがそろったSovereign GaiXerの上なら、ITの知識がなくても業務アプリを作って配布でき、業務アプリのAI化もノーコード感覚で現実的になります。提供元のFIXERはISMAP(ISMAP-LIU)登録の実績を持つ企業です。
記載の内容は2026年8月時点の情報にもとづきます。ISMAP-LIUサービスリスト登録(2026年7月)およびLGWAN-ASPサービス登録(2024年12月)の詳細は、株式会社FIXERの発表をご確認ください。ThinkStationはLenovoの商標です。「AI-OS」は、AIを業務で安全に使えるようにする基盤ソフトウェアの役割を分かりやすく表した呼称です。スマホのOS・アプリストアへのたとえは製品の構造を説明するための比喩であり、特定のOS・ストア製品との互換性や同等性を示すものではありません。「PC1,000台分」はPGXの演算性能に関する目安の表現であり、すべての用途での性能を保証するものではありません。機能の記載は2026年8月時点の開発状況にもとづきます。提供時期・提供範囲は構成やエディションにより異なる場合があります(複数台クラスタ関連の機能はマルチノード構成向けです)。医療向けアプリの生成結果は、医療従事者の確認を前提とした下書き支援であり、診断・治療の判断を代替するものではありません。
記載の会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。